米国のIMS HEALTH社は「抗潰瘍薬は世界で最も販売量の多い三大薬物の一つであり、その2005-2006年の全世界の販売額は229億ドルに達している」と伝えています。抗潰瘍薬の中でも、2001年の米国におけるプロトンポンプ阻害剤の販売総額は102億ドル、全世界での販売総額は134億ドル、うちPrilosecの年間販売額は46億ドルに達しています。2005年最も人気の高かったプロトンポンプ阻害剤「Esomeprazole」(Nexium)の年間販売額も46.3億ドルに上っています。
現在、胃潰瘍治療には、主として制酸剤(プロトンポンプ阻害剤)やH2受容体拮抗薬が用いられています。検査により潰瘍患者がヘリコバクター・ピロリに感染していることが判明すると、一種類ないし二種類の抗生物質やビスマス製剤を処方するようになります。一般にもよく知られている二者併用、三者併用、四者併用による治療です。プロトンポンプ阻害剤とH2受容体拮抗薬の主な働きは胃酸の分泌の抑制であるため、副作用として消化吸収に影響を及ぼします。ひどい時には胆嚢の機能に障害を及ぼし、胆道の結石や閉塞につながります。
|